Traverse

富山地方電鉄 CENTRAM

 

近年、コンパクトシティとして注目されることが多かった富山市ですが、その一つのポイントとして、市内各地での移動交通手段の整備があるのではないでしょうか。路面電車は各地で、その低環境負荷性などが再評価されて導入が進んでいるように思います。久々の富山入りでしたが、路面電車が様変わりしていたので、空いたわずかな時間ですが、体験してみました。

 

 

乗車駅は丸の内駅。まだ電停もきれいな感じでしたね。料金は大人200円と、他の路面電車を導入している地域より少し高い印象でした。

電停にて待っていると、レトロな車輌が入ってきました。街中で見ていたのが、新しい車輌のみだったので、こんな車輌もあることを発見。いろいろな車輌があるんでしょうかね。

調べてみると、この7000形車輌を改装したレトロ列車なるものも運行されているようです。一つの観光列車なのでしょう。ちなみにこの型番の車輌は昭和40年代ころの製造のようです。ラッピングされていたのでわかりにくいですが、細部に昭和の味を感じることができます。

 

反射的に乗車してしまったのですが、乗車して間もなく路線を間違えてしまったことに気付きます(汗

実はこのとき、商談前の空き時間を使っての乗車だったので、商談先へ向かう路線に乗車するつもりだったんです。このcentram(セントラム)は環状線と南富山→大学前の2路線の運行があるようで、環状線に乗ったつもりだったのですが、大学前に向かってしまったようです。

しっかりと確認して乗車しないといけませんね。反省です。そのため、諏訪川原電停で下車し、徒歩で再度丸の内電停へ戻るはめにw

 

商談先至近の電停が国際会議場前だったので、今度こそ間違えないように確認をしてから次の電車を待ちます。

きました!今度は間違えませんw 車輌は道中に目にしていた新しい車輌の9000形です!

最近は時代に合わせた低床車輌が主流ですが、こちらの9000形も同様で余裕のある車輌のつくりでしたね。車内は乗客の方が多かったので撮影はできませんでしたが、快適な空間です。

 

車内で気付いた点が一つあって、「降車ボタン」の存在です。

 

 

どうやら押さないと停車しないようですね。まあ、路面電車はみなさん近い場所への移動手段として使われるかと思うので電停毎に停車機会はありそうですが、乗車人数の少ない時間帯などは通過する電停もあるかもしれませんので、うっかりと押し忘れると行き過ぎてしまうかもしれませんから注意が必要です。

 

そして再度の乗車で目的地の「国際会議場前」に到着です。

低床車輌も、乗降する電停次第だったりしますが、電停も新しく、車輌にぴったりと合わせて作られているのでしょう。バリアフリーといっても過言でない環境です。他地域の路面電車は、複数の形式の車輌が運行しているケースは多いように思うのですが、電停は昔ながらの電停のままだったりして、段差がどうしてもできてしまったり、車輌によっての差異が出てしまうと思うのですが、新しく整備された新設の環境であれば、このようにバリアフリー化を追求することができるのでしょうね。とても利用者に優しい、地域交通の足ではないでしょうか。

このcentramは富山のコンパクトシティとしての一つの形を体言しているように感じます。また、富山市は運営主体が別会社となる、Portramも運行されており、路面電車への力の入れようを強く感じることができました。

 

行程

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