宮島に渡る最もメジャーな移動手段はもちろん”船”です。カーフェリーが短時間で頻繁に運行されていますので、宮島口まで電車や車で訪れた後は、桟橋から宮島へ、このカーフェリーを利用するのが王道です。
実は運行会社は2社あることは地元民には周知の事実なのですが、観光で広島を訪れるかたはJR西日本が運行しているフェリーをおススメします。
運行会社は2社あるんです
陸地側の宮島口桟橋と、宮島を結ぶ航路には2社ほど、フェリーを運航しています。
桟橋は宮島口も宮島側の場合も隣接しているので利便性は特段の差はありません。航路や宮島までのお得な切符などについて、いろいろな違いがありますので、ご都合に合わせて選ばれるのが良いでしょう。
まずJR西日本フェリーは宮島に渡る場合のみですが、船が厳島神社の大鳥居の前で回遊してから桟橋につくという絶景コースです。島を離れる際は両社ともにまっすぐ目的地に進みます。世界遺産の厳島神社ですがら、やはりこの絶景コースは捨てがたいですよね。料金的な面でいえば、JR運行のフェリーということで、JR西日本の在来線との乗り継ぎ扱いで切符を購入する事ができます。
宮島松代汽船は広島電鉄グループという事で、関連施設や乗り物と合わせたお得な切符が発売されているようですね。ロープウェーとのセットや、もみじ饅頭などの特定のお買い物ができるチケットがついた往復券などありました。(販売期間に一定の制限があるようなのでご利用の際は公式ページを必ずご確認下さい。)
当方は今回、宮島を離れる際にフェリーを利用したのですが(宮島へは、原爆ドームから直行の世界遺産航路を利用)、宮島口からJRで移動予定であったので、JR西日本フェリーを利用しました。余談ですが、このJR西日本フェリーは全国でも珍しい 18切符でも利用可能 な航路ですので時期などあえば活用するのもいいですね。
そして乗船後、わずか10分程度の行程ですが、水路というのはやはり心が掻き立てられます。特に全国でも珍しい、JR運行のフェリーというのは、鉄道ファンにも響くのではないでしょうか。もちろん当方も例外ではありませんがw
出航時刻になり、足早に船内に乗り込みます。今回乗船したみやじま丸は3階層の構造で、主に2階、3階で乗船後は過ごすことになります。1階は車用のスペースですね。いれないわけではないですが、景観を楽しむうえでも2階より上にあがりたいところです。
今回は修学旅行生の団体も一緒に乗船だったということもあって、船内はかなり混雑していました。乗船後は2階のデッキでスペースを確保したのですが、出航時にはまったく動けないほどに込み合いました(汗
松大汽船との大きな違いは、航路だと前述しましたが、それは宮島に渡る際の往路に限ったりします。宮島口(本州側)に戻る復路では、出航後、まっすぐに進みますので、そこまでの違いはありません。それでも、厳島神社に気持ち近いので、多少の見え方の違いはあるかもしれませんが。
今回はこんな感じでしかみれませんでしたが、大鳥居に見送られているようで、これも旅情ですね。
そして船はあっという間に宮島口に到着します。
JR宮島口駅とのリレーションもすぐ目の前ということもあって、とてもアクセスの良い航路です。広島電鉄+松大汽船とのコンビネーションも含めて、スケジュールに合わせて航路を選択する楽しみもあります。往路と復路でうまく使い分けるのも面白いかもしれませんね。
日本三景の一つである宮島は、いまは世界遺産という面のほ鵜が有名になってしまっていますが、古くから日本有数の観光地であるこの宮島は渡航手段も以前と比べて色々増えていますので、そういった行程も含めて楽しんでみることもおすすめです。
是非、宮島観光の際はご参考になってみてください。
行程
- 乗船日 : 2016年11月11日
- 区間 : 宮島桟橋→宮島口
- 運賃 : 180円(片道)
- 所用時間 : 約10分
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