波照間島を囲む海はすでに外洋で、いわゆる東シナ海です。島のそとぼりはすぐに海が深くなっているようで、天候に非常に左右されます。日本近海の穏やかな波ではなく、かなり波高も高いのが特徴です。その為、他の国内航路では味わえない貴重な体験ができます。石垣島を起点として各離島に向う便がありますが、近距離の竹富島、小浜島、西表島では中々味わえないかと思います。
そんな航路に乗船した際のレポートですが、石垣島から有人島日本最南端の波照間島までの渡航は2つの手段がありますの、まずはご紹介。
- 高速船を利用して移動
- フェリーを利用して移動
2つの手段の違いは金額と所要時間、そして運航率です。
2つとも安永観光さんが運行されていますが、高速船は先に述べたとおり波高の高さなどの天候に非常に左右されます。高速船は 円(片道)約1時間、フェリーは1,540円(片道)約2時間と、その差は顕著です。波照間島を日帰り観光される際は時間に制約がでますので、高速船を選択したいところですが、時期によっては1週間欠航が続くこともしばしばです。そんな時にたよりになるのが、このフェリー。よっぽどのことがない限り、高速船に比べて運行してくれる確率が高いです。実際、乗船したときも、高速船は数日間の欠航つづきだったのですが、フェリーは運行しているとの事で、乗船したのです。
しかし、注意点がいくつかあって、運行日は火・木・土と、第2・4金のみの運行となっています。旅程によっては利用できない事があるかもしれませんね。また”かなり揺れます”船酔いする方は特にご注意下さい。時間も定刻では2時間を予定していますが、荒天時は3~4時間は覚悟が必要です。この時も3時間半程度かかったかと記憶していますので。
わかりにくいかもしれませんが、帰路の船上で撮影した動画をご紹介しておきます。船室は満員だったのでデッキで過ごしていたのですが、波しぶきでびしゃびしゃになりました。
高速船での観光も良いですが、貨客船であるフェリーは地元の人の足でもあるため、また違う旅情を感じられると思います。ご予定やご都合に合わせて選択してみても面白いですよ。
波照間ブルーといわれる素敵な海を機会あればもう一度みてみたいものです。
地図
行程
- 利用日:2013年12月19日
- 航路:石垣港⇔波照間港
- 運賃:1,540円(片道)
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