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明治を感じる道後温泉本館

 

松山といえば道後温泉というほどに、歴史の深い温泉ですよね。松山には以前も仕事の出張で数度訪れていたのですが、今回が実は初めての体験に。意外と松山市内中心部からも近いのにこれまで訪問した事がなかったのが、個人的に心残りだったので、今回の訪問は実はかなり楽しみにしていました。

 

 

 

所用で急きょ弾丸行程で松山入りする事になったのですが、次回いつ訪れる事ができるかわからないと思ったので、ここぞとばかりにメインの目的そっちのけで、予定を組込んだのです。大阪の出張からそのまま、夜行高速バスで松山入りすることに決定したため、移動の疲れを癒す意味でもちょうどよかったかもしれません。

道後温泉へは、松山駅から伊予鉄道(通称:いよてつ)にのって向かう事ができます。

レトロな車両が心昂ぶりますね。

所用時間は約30分程度だったかと思いますので、距離的にもそんなにない印象でした。道中、重厚な造りの県庁や、松山城を見ることもでき、ノスタルジーな思いを描きながらの移動は、明治維新後の重要な物語を語る土地としての松山を実感する事ができたのでした。

道後温泉駅はコンパクトな駅舎ですが、雰囲気は十分でしたね。ここから商店街を約200m進んだところに、目的の道後温泉があります。

早朝ということもあって、お店はすべてしまっていましたが、近隣の宿泊客の方や、日課の朝風呂に向かうらしき地元の方など、多くの方が足を進めていたのが印象的です。松山道後の文化として定着している感じでした。

そして商店街の向こう側に、TVやガイドブックなどでおなじみの建物が視界に入ってきました。本当に駅からすぐそこにあります。

ガイドブックなどで見ていた印象とは少し違いましたかね。こんな商店街や建物の中にいきなり現れるとは思っていなかったのが本音です。それくらい、市街地の中に溶け込んでいました。

しかし、建物そのものはやはり重厚の一言。歴史の重みを感じます。湯屋の赴きや現代のスーパー銭湯などとは一味も二味も違います。近所に住んでいればもちろん朝風呂にかよいたいものです。

館内は撮影禁止だったので、外観のみですが、さまざまな角度で撮影しましたので、ご紹介しておきます。

入浴や休憩の仕方によってさまざまな料金タイプがありましたので、好みに合わせて楽しむことができそうです。当方は単純にお風呂に入るのみでしたが、プランによっては2階で休憩する事もできたようなので、旅行で来た際などは存分に本館を味わうのがよさそうですね。

 

 

そんな初めての道後温泉を満喫した後は道後温泉駅前にある、からくり時計を眺めて余韻を楽しんだ後、市内中心部へ移動しました。

そばには足湯もあったので、日中やハイシーズンにはたくさんの人でにぎわうのでしょうね。

ちなみに道後温泉本館に出向かれる際は他の多くの温泉と同じく、タオルが有料になりますので、バスタオルなどは持参していくのをお勧めします。わずかな時間でもしっかりと堪能する事のできた道後温泉は、とても印象深い時間を過ごす事ができたように思います。

旅の楽しみは時間ではなく、内容ということですかね。またいつか訪れていみたいと思います!

 

 

 

地図

行程

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