10年以上前に新規就航して、依頼いつかは利用してみたいと思っていた航空会社が、この「STAR FLYER」でした。中々、自分の行動圏内で路線がなく利用機会に恵まれなかったのですが、近年、路線を拡張されている事を知ってからは、虎視眈々と行程に組み込む事を狙っていたのです。
そして、今回、大阪と東京を同出張内にて回る事になり、いくつかの行程と比較検討した結果、ついに利用する機会を得る事ができました。
路線は関空→羽田です。関西から羽田へ飛行機で移動しようとすると、フルキャリアが中心となってしまうため、中々選択肢に入らなかったのですが、近年、神戸空港へ就航しているSKYMARKと、この「STAR FLYER」が利用できると知っていたので、ここぞとばかりに行程に組み込む検討を行いました。
いかに移動経路に就航していようが、金額が高ければ、出張旅費をなるべく圧縮するように特に心がけている為、他の移動手段との比較は入念に行いました。
- 関空→羽田 STARFLYER
- 神戸→羽田 SKYMARK
- 新大阪→東京 新幹線
- 大阪駅BT→東京駅日本橋口 夜行高速バス
- 大阪→東京 夜行寝台特急「サンライズ」
5パターンでの検討です。金額だけでいえば、4が圧倒的に抑えられるわけですが、到着後に銭湯などで汗を流したり、着替えたりする金額および時間的な効率を考えると、他の案とそこまで大きなアドバンテージがない場合もよくありまして、今回は、大阪で宿泊をする宿候補がカプセルということもあり、宿泊費が大きく圧縮されることから考えても、高速バスの体力面と効率面の非効率性が逆に際立ってしまった印象でした。
こうなると心象的になるべく選択をしない方向に傾いていくもので、飛行機と電車の2択での戦いです。大阪宿泊+移動となると、単純に金額と時間での検討でしたので以外と早く決着がつきました。
飛行機ではその時購入できるプランでSTAR FLYERに約2,500円程度の軍配が。神戸空港までの行程も、関空と比較して特に優位性がなかったのでここはシンプルにSTAR FLYERに。電車については、寝台特急は宿代込の感覚で検討をしたのですが、どうやら車内でのシャワールームの使用時間にかなり制約がありそうだったことと、宿泊+新幹線のほうが安かったことなどから、これも単純に新幹線案に軍配が。
2つに絞れたところで、あとは金額の比較なのですが、これも4,000円程度、飛行機利用のほうが安いという明確な結果だったのと、朝が少々きついスケジュールだったのですが、都内での営業も1時間程度余分に確保できたことが大きなポイントでしたね。
ということで早朝6:30、関西国際空港発のフライトでした。
ピーチを利用することが近年多かったので、第一ターミナルは久しぶりです。あらためて見ると立派なつくりですよね。早朝ということもあってまだ人はそこまで多くないです。
ちなみに6:30のフライトでチェックイン〆は6:10(現地では6:15で〆られていました)と20分前と事前に調べていたのですが、電車での空港移動は南海電鉄のなんば始発5:15でぎりぎりです。関空到着が6:00少し前という超タイトスケジュールでした。ちょっとまよったり遅延したらまず乗れない行程でしたので、早朝便を利用する場合は注意が必要ですね。
そして保安検査を通って搭乗口前に来ると、見えました!
エアバスA320の漆黒の機体が!!!かっちょいいです!デザイン志向な出で立ちがハートにつきささります。あとは、拘りの内装を楽しみに、搭乗口から歩を進めます。
きました!全席にマルチメディアモニター!!!
そして革張りのシートです。伝え聞いていたとおりの内装です。見た目からすでに期待を裏切らないこの構成。この時朝の6:20w 眠気も吹っ飛んでいましたねwww
マルチメディアモニターを使用した、機内設備の案内や安全設備の説明などはすごく好感が持てました。正直、手元のモニターの方が見えますしね。
すで画像で見えていますが、USBコンセントは素敵です。最近はフルキャリア中心に電源の設置が進んでいるかと思いますが、USBジャックはいまどきとしてはマストではないでしょうか。
他、ハンガーフックやフットレストなど、実に実用的な構成で席周りのスペースにも余裕があり、快適な環境です。そんな様々な設備の中でもっとも目を惹いたのが、、、
これ、テーブルです。折り畳み式ですが、モバイルPCを楽におけるサイズで、しかも手元にスライドします。ビジネスマンのみならず、実に実用的な設計ですね!
マルチメディアモニターでは、ニュース(おそらく録画)や、様々なコンテンツが流されていました。いつもは飛行機では寝る事が多いのですが、関空→羽田は40-45分程度だったので、いろいろ触っている間にあっという間についてしまいました。逆に設備過剰かもしれませんねw 少し長めの路線だったらこれらの設備を存分に利用して楽しみたいと思いました。
搭乗時に撮れなかったので、降りる際にシートをパシャリと。
ヘッドレストのサイズも十分にあり、すこぶる着座感は良かった印象でした。いつもはLCCにのる事が多いので、なんだか贅沢した気分です。(価格的にはそんなに変わらなかったのが嬉しいところです。)
羽田では、いつもなのかわかりませんが、タラップで降りてバスでターミナルへ移動しました。機体を最後に間近に観られるので、個人的にはこれが最高のおもてなしでしたね。
STAR FLYERはSKYMARKと並んで、JALやANAなどのいわゆるフルキャリアと、ピーチやジェットスターなどのローコストキャリア(LCC)の中間に位置する印象です。早割などを上手く利用すれば、LCCの通常価格帯と遜色ない金額で利用できるので、十分現実的ですね。
今回初めて利用させてもらいましたが、ドリンクサービスなど、フルキャリアと同じサービスも行われていた事も考えると実にお得な印象を受けました。総じて満足度も高いです。他の移動手段(特に船や電車)と違って、飛行機は乗ること自体を目的にしたことがなかったのですが、今後はこういった楽しみ少し加えていけるかもです。また次回も機会をうかがって利用してみたいと思います!
地図
行程
- 利用日:2016年4月15日
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