これまたずいぶんと久しぶりなのですが、2017年11月に出張の合間に黒部ダムに足を伸ばす事ができましたので、その時のレポートを。
黒部ダムは日本を代表するダムであり、世界的にみても大規模なダムで、一見の価値以上のものがそこにあるといえます。今では観光地としての側面が強いですが、発電専用のダムとして、日本の硬度経済成長期を支えた日本にとってとても意味の大きい構造物です。
黒部峡谷という急峻な立地や、その規模感によりかなりの難工事を経て生み出されたこのダムは、多くの殉職された方々の犠牲や、工事関係者の方々(伸べ動員数、約1000万人)の尽力の上に成り立っています。
往時の日本の高度経済成長期を電力という側面がら支えたこぼ黒部ダムも、単なる観光施設としてではなく、一つの産業歴史としてその背景や経緯を知ると、また違ったものに見えてきます。公式サイトなど機会あれば一度目にしていただけると参考になるかと思います。
今回は短時間ではあったのですが、長野県の大町側から黒部ダムまで足を伸ばせたので、大町から黒部ダムまでの「関電トロリーバス」のレポートも是非、ご覧下さい!
この日はあいにくの天候で雨がしとしと降っていたのが残念なところでしたが、ダムの全景はしっかりと目に焼き付けて来ることができました。天候に恵まれれば、ダムを囲う急峻な地形は絶景ともいえる場所です。夏場なんかは放水もされているので見所が満載です。
トロリーバスを下車して、レストハウスや展望台までは階段を使って進みます。
ご覧のとおり結構な階段です(汗
途中、黒部のお水などもありました。
そしてさらに階段をあがると…
展望台です!眼下にはダムが一望できます!!
この展望台から下に向かって階段が設置されていて、少し違った角度からもダムを眺めることができました。
ダムの直下なども見えましたが、実際に下に降りれたらすごい迫力でしょうね。
それにしても圧倒的な存在感を感じます。個人的には、ダムそのものもですが、そのまわりにある構造物などにも目がいってしまいました。
ダムよりかなり上方(高い位置)にあるこの構造物は、建設時のクレーンかなにかに基礎だったようですね(正確に確認できていないので間違えていたらすみません…)。
今回あらためて見てみると、こんな急峻な立地にこれだけの人工構造物を創りあげるとは、現代においてもとになく困難なことかと。少し位置はずれますが、現在、JR東海さんが、リニアの建設を進めていますが、南アルプスの山々を長大なトンネルで抜いていこうとされています。時代は違いますが難易度がとても高い工事ということでは同じでしょう。
それだけに工事に関わった(関わる)方々の想いなどもつまっていることも考えながら観光をする事が大切だと思います。
とにもかくにも日本有数、世界有数の黒部ダムは一度はご覧になる価値のある場所ですので、是非ご参考を!
地図
行程
- 訪問日:2017年11月4日
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